何をしても楽しくないときってありますよね。「たまにはそういうときもある」と言うぐらいならまだましですが、常にそういう状態が続くならあなたにとって、それはかなりの負担であり、危険な状態と言えます。
日々この社会で生活していると、仕事上でのトラブルや人間関係での悩み、プライベートでも何かしら気を遣うようなことも多々あります。
そんな時に何か自分なりの楽しみがあるとそれを目指して、頑張れることもあります。
なのに「何をしても楽しく感じない」となると、本来楽しみではない仕事なんか、もっと出来なくなってしまう。
そんな時はどうすれば良いのか?を考えてみます。
目次
何をしても楽しくないと感じる原因は?
毎日が同じことの繰り返し
毎日朝起きて満員電車にもまれて通勤、会社についてからメールチェックをして、打合せして、外回り、帰ってきてから事務処理して、気がついたら18時、そろそろ帰る時間なので、同僚といつもの居酒屋に飲みに行って会社の愚痴を言って憂さ晴らし。そして深夜に帰宅、寝たらもう次の日、また同じ繰り返し。
これだと楽しくはないですよね。憂さ晴らしをしている時が唯一楽しいと感じている瞬間。でも、そこから何か前向きに発展していけるものがあるわけじゃない。楽しいと勘違いしているだけで、あとには虚しさが残っていることに気がついていない。
この繰り返しは日々を無駄に浪費しているだけ、楽しいこととは真逆。
目的が無い
ところであなたが生きていくうえでの目的とは何でしょうか?なんとなく大学に入り、卒業後はサラリーマンとして就職することが当たり前と思って、何も考えずに就職活動をして、内定をもらった中から比較的条件のよさそうな会社へ入社。
入社後は待ち遠しい給料日まで同僚と酒を飲みながら愚痴をこぼして何とかつなぐ。
で、将来の目標は?と聞かれても「出世して給料を上げる?」という感じ・・・。これが目標でいいのか?と考えてしまいます。
他人の目ばかりを気にしている
何をするにも決めるにも他人の評価がまず一番。いかに他人の目からよく映るか?を基準に物事を判断する。
例えば職場における会議の場でもそう、何を言えば一番その場の空気に合っているか?周りの賛同を得られる答えとは何か?そこにはあなたの主義・主張は一切ありません。
服を選ぶにも今はやりのファッションはどんなもの?を基準に選ぶ。自分の趣味やオリジナリティは一切関係なし。とにかく周りからの見栄えのみで判断する。
自分の主張や主義を抑え込んでいるのではありません。そもそも主義主張がないので、楽しくなり様がない。
マイナス思考
自分は何をやってもうまくいかない、ダメな人間だ、との思いが強く何に対しても積極的になれない。
当然何事においてもマイナス思考のため、充実感・満足感が得られないため、何をやっても楽しくない、となる。
これは楽しくないと感じている段階ではまだましであるが、そのうちに「どうせだめだ」との思い込みがさらに強くなり、新しいことにチャレンジすることさえできなくなってしまう。
何かをしているつもりになっている
友達の誘いでスノーボードを始めた、会社の付き合いで趣味の同好会に入って新しいことに挑戦してみた。友人が旅行で行ったところが非常に良かったので行ってみたら?と言われ、現地に行ってみた。
結論としてはいずれもまったく楽しくなかった。いろんなことにチャレンジしても、やはり楽しくないということが分かった、というあなた。
あなたはいろいろアクティブにチャレンジしたつもりのようですが、実は何もやっていないのと同じ。本当に自分がやりたいことを考え、探し、見つけたものにチャレンジしたわけではありません。
たまたまきっかけがあったので、付き合いでやってみただけ・・・。楽しみを得たいなら、本当に自分がしたいことを必死に探すべき。
どうすれば何をしても楽しくない・・・から抜け出せるのか?
視点を変える
すべての物事の結果は人それぞれ、あなたが楽しくない、と判断したものが世の中的に楽しくないものとは、決して言えません。
なぜなら、あなたの思考で答えを導いた結果が楽しくない、となっただけで他の人からすると非常に楽しいものである場合も多々あります。
では、他の人が楽しいのにあなたが楽しいと感じない理由は何でしょう?それは、楽しみをあなたが見出そうとしていないから、物事には多面性があります。ホラー映画を観て感じることは「ただ怖いだけ」という人もいれば「怖いけど楽しい」「まったく怖くないので楽しくない」感じ方はいろいろなのです。
しかし楽しもうという姿勢があるか、無いか?で結果は大きく違ってきます。そもそも楽しむ気が無いと楽しめる要素に目が向きません。気が付くことすらないでしょう。
そういった視点で物事を見ている人は人に対してもそうです。何かいいところがあるはずだ、そう思って付き合っていると意外な一面を発見したり、これまでとは違った人間性に触れることができ、新たな関係性が生まれることもあります。
でも頭から「こいつはダメだ」と思っていると、いいところにも気が付きません。それで終わり。非常に残念ですね、なぜなら可能性を自らつぶしているから。
そういう視点で人や物事を見ると楽しみを見つけられるはず。
違った行動パターンをとる
毎日が同じことの繰り返しであることが、楽しみを感じない理由の一つであることは述べました。ならば違った行動パターンを積極的に加えてみる。旅行好きでないのなら、一人でもいいのでどこかに行ってみる。その時に楽しさを期待してはいけません。それは受け身の楽しさだから。
楽しみを見つける、というスタンスで自分で楽しみを見出していくのです。できればいろんな人と関わり合っていくことが望ましい。そのコミュニケーションで得られた話、触れた相手の人柄、その人の生い立ち等々、掘り下げればいろんな話が聞けるはず。
人は人とコミュニケーションを取らないと生きていけない動物なのです。「いつも通りの行動をして、いつもと違う結果を期待することを狂気と呼ぶ」という言葉もあるわけだから。
体を動かす
何をしても楽しく感じない人は、何かをしようとしても集中できない、という面も持っています。モチベーションが保てないので続かないと感じている人は、体を動かすべき。それも筋トレなんかはおすすめです。
なぜなら筋トレをするとテストステロンというホルモンが分泌され、このホルモンは「やる気」に影響を与えると言われています。実際に集中力が途切れてきたと感じたときに、腕立て伏せとか腹筋をすると集中力が回復する、という人もいるぐらい。
また、筋トレは無理をしなければ体にもいいことなので、これを少しずつ始め習慣にするとプラセボ効果も望めますし、何より少しずつ自分の体が変化していくことを感じることができれば、それ自体を楽しみにできることも可能。
なので、体を動かすことはいろんな面であなた向きと言えます。
最後に
物事には楽しいとか楽しくないという意味はそれ自体にはありません。楽しいか楽しくないか?はあくまであなた自身の評価だけ。同じことをしても楽しく感じる人と、感じない人がいるのはそのせい。
あなたが、何事においても楽しいと感じたいのであれば、それはあなた自身を変える必要がある。言い方を変えればあなたが変われば、楽しいことなど日々あふれているということ。
いつまでも受け身でいると、せっかくの人生を楽しく過ごすチャンスも失ってしまいます。
人生を楽しく生きることができるよう自分自身を変える行動を実行に移しましょう。
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