パソコンで「人生」と検索しようとすると検索候補のワードで「疲れた」、「仕事」と入力すると「辞めたい」と出ました。それほどまでに、人生に疲れ仕事を辞めたいと考えている人が多いのでしょうか。
多くの人が口には出さなくても、同じようなことを考えて日々過ごしている。それほどまでに今の社会を生きていくことは大変なのでしょうか?
一人で考えているとどんどんマイナス思考のスパイラルにはまっていきます。仕事を辞めたいと思い、人生に疲れたと感じているあなたに少しでも進むべき方向、選ぶべき選択の助けになれればと今回考えてみました。
人生に疲れた・・・と感じているのは仕事を辞めたい気持ちが強いから?
大人になってからの人生は大半が仕事の時間、朝早く通勤電車でラッシュに揉まれて出社、朝一から会議に出席、会議では上役から突っ込まれ、会議が終わると外回り、取引先から無理難題を突き付けられ、へとへとになって会社に帰り上司に相談するも逆に責められ、その後資料整理、ようやく深夜になって帰宅、この繰り返し。
もちろん会社や業種によって一日のスケジュールは違いますが、このパターンは特殊ではありません。仕事中は目先のことをこなそうとして必死なので、はっきりと自分がどういう状況なのか理解できませんが、こうして改めて見ると確かに異常。これでいいのか?と、思うのが当たり前。
自分はいったい何のために働いているのか?と自問自答します。仮に世のサラリーマンに「何のために働いているのか?」という質問をすれば、果たしてどれくらいの人が「仕事が好きだから、楽しいから!」と答えるでしょう?多くの人は「収入のために働いているだけ」と答えるでしょう、それも敢えて付け足すならば「我慢して」と。
確かに人生の大半を占めている仕事がこの感じでは、人生に疲れますし、仕事を辞めたいと思うのは当然。あなたの人生を疲れさせるには十分すぎる原因。
では、あなたの人生を取り戻すために、仕事を辞めれば解決するのでしょうか?
仕事を辞めたい理由は?辞めると解決するの?
では、あなたが仕事を辞めたいと思うのはどうしてでしょうか?それは働くことを辞めたいのではなくて、職場を変わりたいということではないでしょうか?
仕事はするべきものだと思っている、楽しいとは思わないが給料をもらっている以上は責任を果たさなければいけない、そう思っていませんか?それ自体は間違いではありません。間違っているのはあなたではなく職場の問題ではないですか?
残業手当もつかない、上司がパワハラ、人間関係(いじめ)、給料が安い・上がらない、将来性がない、等々。こういった理由であなたが疲弊し神経をすり減らしながらも、責任を果たそうとしているのであれば、あなたに問題はありません。
日本ではまだまだ職を変わることに対して、「罪だ」「恥じること」「根性がない」なんていうイメージが少なからずあります。働き方については欧米の考え方がかなり浸透してきましたが、それでも昔ながらの終身雇用制度を採用している企業もかなりありますし、一度入った会社とは定年まで添い遂げる、との思い込みもあります。
ちなみに仕事に「強いストレスを感じる」人の割合は6割以上にも上るとの調査結果も出ています。軽いストレス等を合わせると当然さらに大きな数字になります。
そうしてイメージにとらわれたあなたは自分の選択や気持ちよりも周囲(知人、身内等)の目を気にして「働ける場所があるだけマシだ」なんて自分に言い聞かせて、無理やり自分を納得させて今の職場に留まろうとしてしまうのです、無意識に。
もちろん一つの職場に留まり、継続して定年まで頑張ることで得られるものも大きい。その時に初めてわかる自分に対する誇りのような感覚、やり抜いたことで見についた知識や経験、スキルなどは今では人手不足の状況もあり、各企業から重宝され定年を過ぎているにもかかわらず、引く手あまたのケースも見られます。
ただ、そういった人たちがあなたと同じような悩みを抱えながらそこにたどり着いたかどうか?はわかりません。はっきりしているのは、あなたが今リアルタイムで悩み、疲弊しているという事実。
あなた自身を救うことが最優先ということははっきりしています。ただ、ここでひとつ言っておきたいのは、仕事を辞めるにしろ辞め方が非常に大事ということ。
先に挙げた職場での悩み・問題は多かれ少なかれどこの職場でも起こりえる問題だから、今あなたがその問題に対してどう対処したか?が先々あなたにも大きく影響してくることになる。給料の額、人間関係、福利厚生、上司の人柄、会社の将来性等、完璧な職場はありません。
それを今の時点で十分理解した上で、解決に向けて努力をしてください。その結果、あなたの望み通りにならなくても構いません。変えようと努力したことが後々あなたの中で大きく違ってきます。もちろん努力の結果何かが変わればそれに越したことはありませんが。
最後に
仕事を変わることに対してあなたが大きな罪悪感をもし持っているなら、それは今すぐ捨ててください。あなたの責任感と真面目さがあなたの体と心を壊す原因になりかねないから。
真面目で責任感がある人ほど、目の前の困難から逃げ出せないのです。それは悪いことではありませんが、最後のつけがあなたに回ってきます。
時には逃げることも必要。「勇気ある撤退」という言葉もありますよね。そうすればあなたの前にまったく知らなかった、想像もつかなかった別世界が広がる可能性もあるから。なぜならあなたの経験値が次の職場選びに生かされるのは間違いないからです。
あなたの能力が生かせる場所を見つけることが一番、あなたの行動には何の制約もないのだから、好きに思い切って行動に繋げましょう。
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