よほど自分に厳しい一部の人を除いて、誰しも自分に甘いところはあるものです。
「いやいや私は自分に厳しいよ」と思われているもいるでしょう。ただ、そんな人も含め、やはり多かれ少なかれ自分には甘いところがあり、そんな自分の性格を直したいと思っています。
単に自分に甘い、で済めばいいですが学生であれば受験勉強が進まない、社会人の方なら期限までに仕事が終わらなかった、なんてこともあります。
今回はそんな人の特徴とその時分に甘い性格を改善する方法をお伝えします。
目次
自分に甘い性格の人の特徴
すぐに言い訳をする
自分に甘い人の特徴として一番初めに言えるのが、「すぐに言い訳をする」ですね。自分に甘い人は嫌なことや困難なことに遭遇するとその場さえ何とか切り抜けられればいいという場当たり的な考えがあるため、すぐに言い訳をしてその場をごまかします。
なので仕事にしてもプライベートでもトラブルが発生すると、私は悪くない、〇〇さんが・・・、と責任逃れの言い訳をしてしまうのです。
また長年言い訳をしてきているので、言い訳のスキルがだんだん高くなり、最終的には周りが言い訳とわかっていても指摘するのも面倒くさくなり、本人はうまく逃れられたと思っているのとは逆に周囲との溝がどんどん大きくなるという悪循環に。
すぐに感情的になる
自分に甘い人の特徴として次にいえるのが、「すぐに感情的になる」ですね。先に上げたトラブル発生の時など感情的になって他人にヒステリックに接したり罵倒したり。こういう人はだいたい自分に甘く他人に厳しいタイプです。
今まで自分に甘く生きてきたので、自分の感情や行動がコントロールできないため想定外のことが起こった時に対処ができません。そして大声を出したり他人を威嚇して自分の責任ではないことをアピールしてその場を切り抜けようとしてしまう。
それも無意識にそういう行動パターンが身についているのでなかなか厄介です。自分のミスは棚に上げているので、これもますます周囲との溝が深くなるパターンです。すべては本人の自信の無さからきていることに気付いていません。
わがままで自己中心的
自分に甘い性格の人は「自己中心的」と言えます。だいたい自分の言っていることや考えていることがすべて正しいと思っているので、周りの意見や忠告が聞けずに、自分の考えを押し通してしまい冷静に客観的に自分を見ることができません。
また被害者意識が強く同じ状況の中でも自分だけがしんどい思いをさせられているとか考えてしまいます。他人が楽をしていると思い込むのでますます他人に対してきつい態度に出てしまう。
自分の意見だけは聞いて欲しいが人の意見は全く聞かないという人になるのです。
達成感を味わったことがない
自分に甘い性格の人についてはすでに3項目お話ししましたが、共通する内容があったことに気づかれてますね。結局、自分に甘く現実から逃げて自分の世界にこもるため、これまでに「成功体験が非常に乏しい」という特徴もあります。
厳しい受験勉強も自分に甘く耐えることが苦手なため妥協してしまいます。そしてその逃げることによって楽をすることが体に染みついてしまったため、社会人になってもやり抜くことがイメージできません。また、耐えることによって得る達成感の喜びを体験していないため、ついつい目の前の困難から逃げてしまいがちに。
誰かが助けてくれると思っている
そもそも子供のころから親に甘く育てられたため自分に厳しくするという感覚が全くない。これまでに目の前の困難から逃げて現在に至っていますが、そのたびに周りの責任にして(本人は周りから助けられたと思っている)それでも何とか生きてこれていますので、今の自分で全く問題なく、何かあっても「誰かが助けてくれる」と思っているのです。
なんとなく日々を過ごし、何かをやり遂げるという発想がなく目先のことにしか関心がなく、時間を浪費してしまっています。難しいことやトラブルに遭遇したときも誰かがやるだろう、と他人ごとに考えが向かうのです。
どうですか?思い当たることがあったのではないですか?
ではどうしたらそんな自分に甘い性格を直すことができるのでしょう?
自分に甘い性格を改善する方法とは?
まず一つのことを決めてそれを毎日実行する
自分に甘い性格の人が何かをやり遂げられない理由の一つに、何もかもをやろうとしたり、いろんなことに同時進行で手を付けようとして結局すべてが中途半端になってしまうため、できないという状況が多いです。
一度にいろんなことに手を出すのではなくて、小さなことで良いのですが、まずは
一つのことを目標に決めて、それを毎日必ず実行する
ことを意識します。
そうすることで
小さな継続にもかかわらず、大きな達成感
そしたら次の目標をまた決めてそれを実行する。少しずつ難易度を上げていくと、自分では意識しなくても確実に変わります。
まずは簡単なことから始めましょう(腕立て伏せを5回やるとかでもOK)
とにかく言い訳することをやめる
言い訳をしてその場を逃れることは簡単です。ただ、あなたが気付かないところであなたの信用はがた落ちになっています。そのなくした信用を回復させるのは簡単ではありません。
すべては自分のまいた種、選んだ道。
必要なのは
全部自分で受け止める覚悟
簡単です言い訳をやめて認めるだけですから。
そうすると自分の中に責任感が生まれそれがだんだん大きくなっていきますから。それが習慣になればしめたもの。
習慣になると苦にはなりません。
相手の気持ちになって考える
自分に甘い人は自己中心的で相手の立場や視線になって考えることができません。なので今の状況になっているのだから。
そこで意識して、何かあったときに冷静に相手の立場になって考えてください。そうすることで、これまであなたが周りや相手に及ぼしてきた影響がどんなものだったかが、わかります。それがわかるともう以前のあなたではいられません。
どんな状況においても言えますが、
相手の立場になれることは強いこと
いろんなものが見えてきますから。
最後に
誰しも自分に甘いところはあります。ただそれでもストイックに自分を追い詰め、ひたすら目標を追い求めている人がいるのも事実でそういった人たちが何かを成し遂げたり、大きな功績を残しているのも事実。
その他大勢に埋もれて日々を惰性で生きることは大きな損失であり、人生を無駄にしていることは皆が自覚しています。それでも自分に厳しくすることはなかなか大変なことです。わかっていながらできないのですから。
よく人生観を変えるには
「生死にかかわる大病を患う」「服役を経験する」
などなど言われますが、進んで経験できることでもありませんので、日々の生活の中で自分をコントロールして何かをやるしかありません。
大きな視点に立てば、今の自分が見えて「自分を変えなければ」という気持ちになりますよ。
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