あなたは自分で自分のことをどう思っていますか?
自分は「賢い、うまくやっている」と思っていますか?
自分は「バカだ」「頭が悪い」「何度も同じ失敗を繰り返す」「何をやってもだめだ」と思っていませんか?
実際に多くの人が自分のことを「バカだ、頭が悪い」と思い悩んでいます。
そんな時にどうしたら良いのでしょう。落ち込んでいるだけでは何も解決しません。バカな自分を変えたい、何とかする方法を考えてみます。
バカな自分を変えたい・・・それにはまず自分を認めること!
あなたは今の自分はバカだ、バカな自分を変えたい、と思っています。それにはまず何をすればいいのでしょうか?
自分のことをバカだと思ってしまうこと自体は、ごく自然なことです。誤解をしないで欲しいのですが、あなたのことを「バカだ」と言っているのではありません。あなたが自分のことを「バカだ」と思ってしまうことが自然だ、と言っているのです。
それはなぜでしょう?
あなたが生きているこの社会は激しい競争社会であり、格差社会でもあります。日々、数字を競い合い、誰かと比較され、そしてその結果を評価されます。満足のいく評価を得ることは非常に難しい。なぜなら良い評価を下してしまったらそこで止まってしまうから。
敢えて、わざと厳しい評価を下すことによって、さらに上を目指すよう半強制的にうながしているということ。
前置きが長くなりましたが、そんな社会で生きていると常に人と比較され、叱責され、厳しい態度で対応されると、あなたは・・・いえ誰でも自分は無能だ、思った通りにできない、何の役にも立たない、自分はバカだ・・・、と思ってしまうのも当たり前。
あなたは激しい自己嫌悪に陥り、自分で自分を否定する行動に走ってしまう。そして他人と自分をまた比較して、他人の良いところばかりが目につき、反面自分の悪いところ、劣っているところがさらに浮き彫りになり、自分のことをどうしようもない存在と思い込みます。
完全に負のループに入っている。
そんな時はまず今のあなたを全部受け入れること。いいところはもちろん、悪いところ、嫌なところ、すべてを受け入れるのです。
ここで間違ってはいけないのが、ここで言っているのは自己を肯定するということではありません。
自己を肯定するということは、悪いところや嫌なところも「これでいい」と肯定することであり、受け入れるということは「悪いところ、嫌なところ」そう認識した上で受け入れる、ということ。今の自分を認めることです。
自分はバカだ!と認めるには?
完璧な人はいません。みんなバカなところがあるのです。ただ、この競争社会で自分の弱みを見せると、たちまち下に落ちてしまう、という恐怖から誰しも隙を見せたがらなくなっている。自分のことをバカだとわかっていても、認めたくないもの。
自分でバカだと思っていても、それを指摘されると認めたくない、認めると大変なことになってしまう、その恐怖感からストレスが溜まり身も心も疲弊してしまう。
なので「自分はバカだ」と認め受け入れましょう。
でもそんなに簡単に自分はバカだ、ということを受け入れられないのも現実。
それはなぜか?
こんなことを思っているのは自分だけなんじゃないか?とあなたが考えているから。自分以外のみんなは幸せで人生うまくいっている、悩みも無くて順調だ、失敗もなく挫折もしていない、と。
なので、自分だけ不幸に見舞われているという思いが強いため、受け入れるのに抵抗を感じるのです。でもよく考えてみてください。あなただけがそんな境遇に置かれているわけではないことは、冷静に考えればすぐにわかること。
無意識レベルで受け入れに対して抵抗をしてしまっているのです。
また同時に自分を責める気持ちが習慣となってしまっているため、自分は甘えているのだ、との気持ちが強くあり、そんな弱い自分、ダメな自分を受け入れることに対しての抵抗も出てくるということ。
でも、何度も言いますが冷静になればみんな弱いところもだめなところも持っている、ということは明白、落ち着いて考えることが必要。
自分を受け入れる、認めるにはどうすればいい?
では、自分を受け入れる、認めるにはどうすればいいのでしょう?
それは文字通り、自分のすべてを認めること。自分の中に起こった感情、出てきた言葉、それらすべてを認めること。その時に自分で「この言葉は汚いからやめとこう」ということはしないで、一切の基準を捨ててすべてを認めてください。自分はこういうことを考える、こういう発想をしてこんな言葉を思う人間なんだ、と。
その時に、自分はこんなことを考えるのだな・・・、自分は今までこんなことを思っていたのだ・・・、とひとつひとつ感じながら受け入れていきましょう。自分がどんな人間なのか?を確認するのが目的だから。
そしてすべて受け入れた後で、一つ一つの言葉、感情を確認して「こんな感情は良くない」「こういう発想はマイナスだ」と冷静に整理をしていくのです。
最後に
自分のマイナス面を認めたり受け入れたりすることは苦痛です。
しかしそれを認め受け入れて認識した後で自分に向き合う。そうすることで本当の意味で一皮むけたり成長をしたりする。
日頃、仕事、時間、課題、人間関係、成績・・・、いろんなものに追われ自分を顧みることは少ない。
だからこそ意識して自分と向き合うことをする。そうすることで自分を理解し、自分に余裕が生まれる。
自分に余裕が生まれると他人を見る目にも余裕が生まれる、そして優しく接することができるはず。
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