あなたの性格には人見知りの部分がありますか?
でも周りからはそう見えないのに、本人は自分で自分のことを人見知りだ、という人は多くいます。人見知りとはどういう心理としてはどういう状態なのでしょう?
生まれつきのものなのでしょうか?それとも育った環境とかで人見知りになるのでしょうか?会社にも営業の神様みたいな人がいて、その人ですら自分のことを人見知りだ、と言っているのを見たことはないですか?
そして人見知りは治るのでしょうか?
自分の性格の中で嫌いなところは人見知り、どうして人見知りになるのか?
人見知りは生まれつきなのでしょうか?
人見知りのあなたは子供のころから今に至るまで、身近な人で社交性のある人や、物おじしない人を見ると「私もあんな人になりたかった」「どうして私は人見知りなんだろう?」「あんなに明るい性格だったら毎日が本当に楽しかっただろうに」と自己嫌悪に陥っています。
どこで差がついたのでしょうか?すでに生まれたときに運命が決まっていたのでしょうか?
じつは人見知りは生まれつきのものではありません。人見知りは生まれてから、あなたが子供のころ育った家庭環境に原因があります。
例えばこんな家庭環境。
「両親がとても厳しい家庭だった」「家庭がとても貧しく、子供心に理解していて、いつも遠慮していた」「兄弟仲がとても悪かった」
人見知りの人は例外なく上記のような家庭環境で育ったと言われています。あなたも思い出してみてください、家族から溢れる愛情を全身に受けながら育ちましたか?いつも笑顔であなたに語りかけ、抱きしめてくれましたか?
残念ながらそうではないはず。人見知りは上記のような子供のころの家庭環境で作られるのです。では、なぜこういう家庭環境が人見知りを生むのでしょうか?
まず、こういった環境で幼少期を過ごすと、その後周囲との人間関係において一定の距離を取ろうとします。なぜなら一番愛情を必要とする時期に、一番愛情をくれるべき人から厳しい態度を取られたから。
両親、祖母、兄弟・・・一番愛情をもらえるはずの肉親から冷たくされた体験は人に対する不信感を芽生えさせ、あなたに距離を取らせようとするのです。なぜなら自分以外の他人は冷たい、怖いものとあなたに刷り込まれるから。
周りとのコミュニケーションが取れない人見知りの原因はまさにここ。
人見知りの性格は治すことができるの?
では人見知りの性格を治すことはできるのでしょうか?人見知りの原因には3タイプあると言われています。タイプごとの対処法を見てみましょう。
自信喪失型タイプ
これは人前で話すのがとても苦手だというタイプで、もともとは完璧主義型、人前での失敗は許されないと思うあまり、余計に緊張して失敗したことが原因で人前が苦手になってしまったタイプ。
このタイプの克服法ですが、原因が自分に厳しすぎることなので「誰にでも失敗することはあるんだ、完璧な人間なんていない、失敗するから人間なんだ」と自分に言い聞かせ、自分を許すこと。
そして失敗してもいいと思って、徐々に場数を踏んでいって人前で話すことに慣れていくこと。一旦自分に自信が持てるようになると、このタイプは自分に対しての真面目さがいい方向に循環して、どんどんコミュニケーションがうまくなっていきます。人見知りだったのが嘘のように。
自意識過剰タイプ
このタイプは他人からの視線が気になって仕方ない。ただ、このタイプにも2種類あり、ひとつは他人から自分のことがどう映っているのか?が気になる「公的自己意識タイプ」、もう一つが自分の感情や思考がどう映っているか?が気になる「私的自己意識タイプ」
どちらにも共通するのは、常にどう映っているか?で頭がいっぱい、相手とのコミュニケーションを成立させることに意識を集中することが大切。そして相手の話をまずはじっくり聞くことで、他人から自分がどう映っているか?の意識を逸らせ、意思の疎通をはかることが大事。
上から目線タイプ
このタイプに言えるのは自分は他人より優れているという意識が強く、そのプライドが傷つけられるのを何より恐れるあまり、人との接触を嫌い、自ら「自分は人見知りだから・・・」と、一線を引いてしまう。
ある意味強烈な負けず嫌いでもあり、すべてにおいて勝つことがすべてと思っているので、まずは「人と関わることは勝負事ではない」ということを改めて自分に言い聞かせ理解をさせましょう。そして他人と自分を比較しない、ということを意識することも大事。
最後に
いずれのタイプも人とのコミュニケーションについて、意識が別のところに飛んでしまっています。相手との会話を楽しむ、という意識を持って、目の前の相手に集中をすることが大切。
失敗することは嫌です。でもその失敗ですべてが終わるわけではないことを、あなたは理解していません。また、あなたが思うほど周囲はその失敗を気に留めていません。これも自意識過剰から起こる心理。
他人と比較をするから「どう映っているか?失敗したら何と思われるか?ほかの人より優れているか?」という気持ちが芽生え、それが原因で素のあなたが出せない。本音で話している人はみんなから好かれます。
あなたもあなた自身を出せるよう、他人と自分を比較することをやめる。その意識から始めましょう。
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